金沢では「+ 脳外科病院」とか「+ 循環器病院」と名付けた病院がある。これは金沢だけの事ではないかもしれない。しかし、「
金沢大学附属病院」なる北陸で1番と称される冠があるだけに、「金沢」の看板を付ける事には抵抗を覚える。とは言うものの、千葉に在っても東京ディズニーランドと称するのだから固く考えることも無いのだろう。
そんな北陸エリアで初めてという触れ込みで、「
金沢循環器病院」に、心臓のカテーテル治療で血管内の石灰を衝撃波で砕くという治療法が導入されたとのことだ。
(参考)これとは別かもしれない。
退職して現住所に転居した2012年の夏に、不整脈かしらんと思う症状を覚え、いつもの病院の循環器科で診察を受けた。CT検査の結果、心臓に石灰が多く血管が見えない。ということで、30歳過ぎと見受ける男性担当医師がやたらとカテーテル検査を奨めた。しかし、臆病さも手伝って以降検査は受けず、それ以上の検査も受けずに、現在に至る。強がって言えば..心臓だの脳だのの不調を訴えて診察を望む者は真っ当であるはずはないのだから、何らかの治療を持ち掛ければ断る者は極めて少ないだろう。
そのカテーテル検査を奨められた際に「心臓の血管内の石灰を衝撃波で砕くという治療法」がある事を知った。当時の俺は全国の大病院なら受けられる治療法だろうと勝手に思い込んだが..若造医師は知らなかった..田舎也と思ったが、どういたしまして。
当地北陸では、あれから10年経ってやっと導入されたということだ。
とは言うものの、新潟では既に導入済みなのかも知れない。新潟は北陸なのだが。

血管石灰化、衝撃波で治療 金沢循環器病院、北陸で初導入|北國新聞(23/6/30 )
金沢循環器病院は29日までに、動脈硬化に伴い血管内にできる石灰化物を衝撃波で砕いて軟らかくする新たな治療法を、北陸で初めて導入した。血管内を削る従来の治療が受けられない心臓の弱い患者も受けられるのが特長。
マイナ健康保険証で電子カルテの全国共有化が云々されているが、カルテによる情報共有以前に、
医療機器や、それを用いる医師のスキルに格段の差異があるという現実が横たわっている。
神戸徳洲会病院では「カテーテル手術後に患者6人死亡」とのことだ。

カテーテル手術後に「患者6人死亡」…神戸徳洲会病院で告発、神戸市が立ち入り検査
【読売新聞】 神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)で1月以降、循環器内科の男性医師が実施したカテーテル手術後に複数の患者が死亡したとする告発があったとして、神戸市保健所が立ち入り検査を実施していたことが7日、市や病院への取材でわかった。
俺にカテーテル検査を奨めた医師も、治療実績を上げたかったのではなかろうか。
今どきは金さえ掛ければ、田舎町だって最新の医療機器は揃えられるだろう。しかし、それを操作して治療・手術ができる医師を育てるのはどうしているのだろう。
過去記事:
心臓にカテーテル /
循環器科へ /
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「心臓手術」の参考に /
心臓カテーテルに備え /
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電子処方箋、導入わずか2% 運用半年、実績伸び悩む―厚労省「目標達成、厳しい」:時事ドットコム(23/07/16)
医師が発行する処方箋をデジタル化し、薬局とオンラインで共有する「電子処方箋」の運用が全国で開始されてから、間もなく半年を迎える。政府は2024年度末にほぼ全施設をカバーするとの目標を掲げるが、導入している医療機関・薬局は、わずか2%。ほとんどは薬局のため処方実績は伸び悩んでおり、課題は山積みだ。