半世紀ほど前に「ベトナム戦争」が行われていた。「ベトナム戦争」の経緯は、「フランス帝国によるベトナム侵略」に端を発しているが、最も新しい戦争は第2次世界大戦後の米ソ対立で始まった「南北ベトナム戦争にアメリカが介入した戦争」である。アメリカの介入時期を論ずるのは面倒だが、ジョンソン大統領が1965年3月8日に海兵隊を南ベトナムに上陸させている。そして、ニクソン大統領が1973年1月29日に「ベトナム戦争の終結」を...
「ベトナム戦争」の経緯は、「フランス帝国によるベトナム侵略」に端を発しているが、最も新しい戦争は第2次世界大戦後の米ソ対立で始まった「南北ベトナム戦争にアメリカが介入した戦争」である。アメリカの介入時期を論ずるのは面倒だが、ジョンソン大統領が1965年3月8日に海兵隊を南ベトナムに上陸させている。そして、ニクソン大統領が1973年1月29日に「ベトナム戦争の終結」を宣言した。
この戦争の構図は、現在進行形のウクライナでの戦争に似ている。
いずれも、大国が小国と直接対決するという構図である。
何故か、第二次世界大戦で負けた日本では、その勝利国であるアメリカの活躍する戦争ばかりが報じられてきた。エジプトや中近東で行われた戦闘でも、(真実は知らぬが)アメリカが正義の鉄槌を喰らわせている事が報じられ、アメリカは常に勝利していた。
同じような構図はソ連(ロシア)にもあったのだろうが、常に正しいアメリカを目立たせるためだったのだろうか、日本では軽く流されて御仕舞であった。今でこそ可哀そうの大合唱が送られているが、4年前のクリミア戦争を知る日本人は少ないのだろう。そんな日本人でも、「ベトナム戦争」を知る人は多いはずだ。
「ベトナム戦争」は反戦運動と共に世界に吹き荒れた。既に微温湯と化していた日本においてですら反戦の風が吹き荒れ、新宿西口広場等に集った人たちは少なくなかろう。
あの「ベトナム戦争」からアメリカが撤退せざるを無くなったのは、世界に吹き荒れた反戦運動が原因と推察する。ところが今の戦争では、「ウクライナが可哀そう。ロシアが悪い」のだから、「ウクライナを助けて、ロシアを征伐」しなければならないのだから、「ウクライナに勝利を」というアメリカのバイデン政権の大声が響き渡っているだけで、反戦運動の声は極めて小さいと見る。次期も大統領を狙っているらしいバイデン大統領は自らが招いた火種が正しく消えなければならないらしい。また、ウクライナのゼレンスキー大統領は、自国民の死よりも国を守るという自説と我が身が大事らしい。俺的には、彼のスピーチの仕方が大の嫌いである。大袈裟な身振り手振りを交えて、強弱をつけた胴間声のスピーチは、その昔にド〇ツ帝国の総裁となった人物を彷彿させる..これは俺の私見である。
閑話休題
昔習った話である。道を歩いて暴漢に襲われ助けを求める時の掛け声。
「人殺し」と叫んでも、助ける事で我が身に禍か有るかも知れないと思う人が多く、助けに出る人はいない。「火事だ」と叫ぶべし。火事ならば、我が身に禍が有るか否かを確認する為に人は覗き見する。となれば、暴漢は去り、君は助かるであろう。