過日「ミズバショウ - 北海道でノンビリと」を拝読した際に、八幡平の秋田県側に在る後生掛温泉で見た『ミズバショウの末路』なる物を思い出した。訪れた時期は2004年(平成16年)7月で、東北未体験の女将と同伴旅行した際に、ホテル入口から後生掛自然研究路に入る場所にあった池と言うか湿地で、何やら茶色っぽく枯れた様な葉が植わっているのに女将が気が付いた。ホテルのスタッフに尋ねたところ「ミズバショウだったのでは?」と...
訪れた時期は2004年(平成16年)7月で、東北未体験の女将と同伴旅行した際に、ホテル入口から後生掛自然研究路に入る場所にあった池と言うか湿地で、何やら茶色っぽく枯れた様な葉が植わっているのに女将が気が付いた。ホテルのスタッフに尋ねたところ「ミズバショウだったのでは?」との返事であった。(鹿角の大日堂)

恐れ多くもあの可憐なミズバショウ様が、老いたりとは言うものの、あのような「タヌキの八丈敷」のような浅ましい姿になるとは思いもしなかった景色であった。
前記にて「ミズバショウの枯れる時期」の写真をねだってみたが、撮影地までは遠いとのことで、無理なお願いをしてしまったと反省している。
「ミズバショウの末路」を思い出して以来、死ぬ前にもう1度故郷を見たいという思いと、枯れた水芭蕉がダブっている。なぜあの時、写真を撮らなかったのかという後悔と、触れたくない過去だったのかもしれない。
ミズバショウの枯れる時期は知らないが、後生掛温泉もそろそろ夏景色になるのだろう。
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