最近のWebブラウザは賢くなって、自分が蓄積したデータベースを元にして警告を発するようになった。
下図は、先日Firefoxから発せられた警告である。他のChromeやMicrosoft Edgeでも表示画面は違うらしいが、同様の内容の警告が出るようだ。
ちなみに下図は、巷のどこにでも有りそうな某ブログを訪問しようとした際に出た。
どのような基準で有害なサイトとの判定に至るのかは知る由も無い。


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「ユーザーに無断でアクセス記録の
クッキーを収集する」事を
禁ずる法律ができる(できた?)。
同法律では、「ネットサーフィンするユーザーがネット上で行った記録を、ユーザーに無断で、(有償・無償を問わず)他社に渡す」事も禁止される。
これに対抗する為と思われる以下の「同意を求める表示」を行うサイトが増えてきた。
この方法が、「ユーザーに無断で..〇〇する事を禁止する」事に対して、「ユーザーの同意を得た」とされる事になるのか否かの法的な解釈は知らないが、少なくともユーザーは些少なりとも意思表示をしている事になるのであろう。


以下の方法は、 「同意を求める表示」と見るか(?)は誠に紛らわしいが、「もっと見る」や「次のページへ」ボタンを押下することで、「ユーザーは、隠れている内容を見るという意思表示」をしていると法解釈される事は間違いない。進んだ先が危なかったとしても、ユーザーが選んだ事であり、ユーザーの責任である。手術前の同意書と同様である。未来に不都合が生じたとしても、自分が選んだ事..と言われる。



「コメント投稿時にパスワード入力」を求める的な仕掛けを施しているレンタルブログ等を多見する。
このlivedoorブログでも提供されており、使うか否かは利用者の勝手である。利用者としてはスパムコメント防止用として喜んで使っている人が多いであろう。少なくとも俺は使っている。しかし、サービスを提供しているlivedoorにしてみれば情報収集できる絶好の機会であろう。
「パスワード入力しなければコメントできない」という仕掛けは簡単な方で、「某ブログにユーザー登録していなければコメントできない」という仕掛けはいやらしい。某時刻に某IDユーザーが訪問し、〇〇的なコメントをした」事がデータベースできる。それにより、某IDユーザーの嗜好・思考が筒抜けとなり、仕掛けの内容によってはその内容を転売しても差し支えないということになる。
特に、Googleの情報収集用「
reCAPTCHA」が有るサイトは要注意と考える。「拍手」や「気持ち玉」ボタンも、同様の使いかたが可能だそうだ。クッキーさえ判明すれば、どこの誰かが、いつどこでどんなことをしているのかは即座に判る。システムを跨いででも判る。増してや、メールアドレスでも入手できれば、氏名・住所程度は知る事ができる。


ちなみに、「ガラケーはクッキーを発しない」。当然、企業等は情報収集することはできない。
これが、ガラケーを社会的に抹殺しようとする背景であろうと考えている。スマホはパソコンと同様+GPSで行動履歴迄が詳らかになる。菅首相が携帯料金の値下げを画策する理由の一つなのかも知れない。
クッキーとは、顔パスのような物である。一見さん御断りの店では、顔を覚えてもらうと共に素性を明らかにする。しかし、店側が良心的であるとは限らないし、客が申告した素性が正確とは限らない。
警告を発するようになった最近のWebブラウザは、「クッキーを記憶させない・相手に渡さない」設定もできるが、その機能が必ずしも巧く機能しているわけではないようだ。
Firefoxの不具合:原因? / FirefoxでAmazonに× / Chromeのクッキー対応 / 個人情報保護法改正案:考
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